タイトルとジャンルを見てプレイを決めました。
ネタバレを含みます
救いの道はないのだろうか、これで良いのだろうか、
そういったことばかりが頭の中をぐるぐるしてました。
エンドルートが1種類ということもあり、ゲームの難易度としては簡単でした。
母親やエミリーの気持ちを考えながらプレイしました。
「幸せなエミリー」というタイトルも深く考えさせられました。
プレイできて良かったです。ありがとうございました。
胸が痛くなる少女の末路
あうぐ様のゲームは一通りプレイしているので、新作もプレイしてみた。
はっきりと何があったかは明示しない作風は、プレイヤーの想像を掻き立てて考えさせる。
ただ今作は過去の作品に比べると、何を思って事が起きたのかが比較的わかりやすかった気がする。わかりやすかっただけにエミリーの行動に暗澹たる気分になるのだが。
探索もわかりやすく、次に何をしたらいいのかわからず詰まることもないので、エミリーという一人の少女に降りかかった出来事をじっくり見つめることができる。
以下ネタバレ
父親の死後、泣いてばかりいる母親を笑顔にさせるための行動が、自傷しかなかったエミリーが辛い。励ますための笑顔を本当の笑顔だと思ってしまうような幼さと母親が母親になり切れない(自分の感情を優先させてしまう)ところが、この悲劇を引き起こしたといえる。
探索中に行く病院にあるメモで、医者がエミリーは治療に消極的といった趣旨のことを書いているのも当然で、彼女は母親を笑顔にするためにやっているのであって、病院で治療しなければならない状態だとは思ってないのである。
最終的に彼女の自傷は愛する母親の前で最悪の事態を引き起こして終わった。
この胸が痛くなる暗澹たる物語のタイトルを「幸せなエミリー」とするあたりに、皮肉というか意地の悪さを感じ、後味の悪さを加速させるあたりまで含めて、非常に良質な鬱系ホラーだった。
遊びやすく残酷なホラーゲーム
※ネタバレだらけ
極端な脅かしや理不尽な謎解き即死、追いかけ要素がないのでとても遊びやすく、ホラー苦手だけどレビューで気になるなーチラッチラッな私でもシナリオに専念できる作品でした。アイテム欄見ればこのアイテムどこで使うんだっけ? ってなっても大体わかるし。
不安を煽るような演出で先を促され、あの選択肢を機械的に選びつつわかる事実は非常に残酷ですがとても面白い作品でした。
終わり方の演出が酷くてうわーせめてあそこで切って! やめて! ってなった。まあそんな願いも空しくラストの演出……もう何も言うまい。
ホラー苦手でも比較的遊びやすい作品だと思います(怖くないとは言ってない)
とても切ないですね…
レビューに惹かれてプレイさせていただきました。
とても切ないストーリーでした…
タイトルが理解出来ました…
お母さんが大好きだからこそのストーリーですね。
子供がお母さんに求めていることがわかる言動が
あれだけというのは、悲しいですね…
そして周りの情報から特定のメッセージに過敏に反応していくのを見て、
純粋な子供はときに狂気に飲まれているのに気づかないのかと考え深くなりました。
また写真のメッセージが最後に近づくに連れて、
誰から誰へが逆だったと思いました。
ストーリーの完成度がとても高く、またとてもインパクトのある内容でした。
次回も期待したいです!
(過去のはこれからプレイします!)
ただただつらい
プレイした方の感想をみておもしろそうだったのでDLさせていただきました。
三十分とちょっとだけでこんなに心えぐられるとはおもわなかったですわ…
他の方も言ってらっしゃるようにエミリーちゃんとお母さんの擦れ違いが辛いです。
エミリーちゃんの行為によって一時は状況が好転してしまっているからなおさらつらい。
あのあとのお母さんのことをおもうとさらにつらいッ…!つらさが倍々ゲームのように上がっていくッッ!
30分でサクッと心に傷を負いたい方にオススメです。
母と子がお互いを想い合う美しさと、
あうぐ様の新作と聞いて一も二もなくプレイしました。
作者様の世界観が見事に完成されていて冒頭から引き込まれます。
上手く言えませんが、クリアした後の、胸に小さく引っかき傷が出来たような、
やるせないような、そういう余韻が残るのがどうしようもなく魅力的です。
特に物置とリビングにあった小説と歌詞がなぜか心にぐさりと刺さりました。
あとEDロールの残酷さが・・・。
ゲーム中はごくごく簡単な謎解きが少々+読み物メイン(メモや日記など)でクリアまで40分でした。
フリーゲームに不慣れな方でも易しいと思います。
是非是非プレイしてほしい作品です。とてもおすすめです。
むごい
スクショを見た瞬間に惹かれて速攻でDL、そしてクリアして言葉を失いました……
ゲーム自体は一本道であり、探索の難易度も易しめ。
だからこそストーリーに集中してプレイできるのですが、特筆すべきは演出面でのクオリティの高さ。
非常にハイレベルかつ、ある種の悪意すら感じさせる演出が容赦なく心を抉ってきます。
プレイしていて何度「もうやめて!」って叫びたくなったことか……
物理的に痛々しいシーンもあるけれど、それ以上にエミリーとオリヴィアさんの擦れ違いぶりが救われない……
なにより鮮烈だったのがエンディングの演出、そして「その先」が容易に想像できてしまうこと。
オリヴィアさんが……もうね……
プレイ時間はそう長くないながらも、プレイヤーに与える印象の強烈さという点では抜きんでた一作。
物語に拘る方にはぜひともプレイしてほしいゲームでした。
- 1
- 2